「恋する日本語/小山薫堂」 [書籍]
「あえか」「紐帯」「那由他」「玉響」…耳にしたことはあるけれど、意味がよくわからない日本語。たとえば、「赤心」とは「偽りのない心」のこと。「一曲」とは「ちょっとすねる」こと。言葉の意味をひもといてみると、そこには恋人たちの何気ない日常の瞬間が溢れている。日本語の美しい響きと甘く切ない恋心が堪能できる35のショートストーリー。
(「BOOK」データベースより)
知らない日本語がたくさん。
でも、その知らない単語の意味がわかる、恋のお話35話であります。
特にいいなあと思ったのが
「涵養」(水がしみこむように、少しずつ養い育てること。)のお話。
一度に持ちきれないほどの
花束をくれる人よりも、
一本の花を毎日くれる人のほうがいい。
恋は積み重ねたほうが頑丈だから。
いいねぇ。
そうだよなあ。
恋だけじゃなくとも、人間関係もそうだよなあ。
あと、「転た(うたた)」のお話もイイ。
(前略)
「うたた寝の"うたた"って何だろう?」
"うたた"の意味が
どうしても知りたくなった私たちは、
公園デートを中止して、
本屋さんに駆け込んだ。
日常の何でもない時間を
楽しくしてくれる彼を、
私はますます好きになった。
あー、こんな人いたらいいな~。
わかるわかる、みたいな。
でも、なんかこの本は女性目線なのからか??
「~してくれる」という表現が多いような気がしました。
自分は「~してあげる」ひとになりたいやねぇ。
ところで「転た」の意味とは。
ぜひ買って全編読んでみてください。
2011-02-08 23:07
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