「ちょいな人々/荻原 浩」 [書籍]
社内女性のほめ言葉に有頂天になる中年課長はじめ、おっちょこちょいだけど愛すべき人たちの破天荒なユーモアワールド。(「BOOK」データベースより)
久しぶりにこの人の本を読んだ。
ちょいな人々ってのは、あとちょいの「ちょい」かもだし、
おっちょこちょいの「ちょい」かもしれなくて、どこにでもいるで
あろうなひとのお話の短編集。
個人的におもしろかったのは「正直メール」という話で、
声でメールが打てる機種が発明され、その会社の
家族まで強制的にモニターとして使わされるのだけど、
声で文章を「書いて」いるとき、そのときの微妙な感情まで
読み取って書いてしまうので、結果人間関係のトラブルが
起きてしまうという。
結局大事なことはメールじゃなくて実際に話せばいいじゃんって
ことなんだけど、これって現実世界、きっと携帯を開発するうえで
何度も考えることなんだろうなあと思いました。
だから絵文字とか発達したんだろうし。
それはさておき、わたしもちょいな人々のひとりであるのは
間違いない訳であり(^^;;
久々におもしろい本でした。
2011-08-09 00:02
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